
西南女学院の生命は、建学の精神である「感恩(かんおん)奉仕(ほうし)」です。
キリストの福音に根ざした教育を徹底させる事です。それは全知全能の神を畏れ、愛と真実に満たされた人格形成教育をいたします。旧約聖書箴言3章の21節に「わが子よ、確かな智恵と、慎みとを守って、それをあなたの目から離してはならない。それはあなたの魂の命となりあなたの首の飾りとなる。」とのみ言葉があります。
愛は人を生かす力です。なぜなら愛は「喜ぶ者と共に喜び、泣く者と共に泣く」優しい心です。
愛は主イエス・キリストなのです。私共も常にキリストに守られており、キリスト様が一緒に居てくださっていることを忘れないで学校生活をしてまいりましょう。
トルストイの作品に『人は何で生きるのか』との著書があります。人の生き方と、生きるよりどころを問題の一つとして、人生の基本を捉えさせるのです。
イエスは「人は、パンのみによって生きるのではない。」と言っています。しかし、イエスは飢えた群集にはパンと魚(うお)を与え、また衣服すら与うることを命じられています。
イエスは人間が人間らしく生活してゆくために「神の口から出る一つ一つのみ言葉によるのである。」と言われました。
私たちは聖書によってその言葉を聞くことができており感謝です。
西南女学院は1922年(大正11年)に、米国南部バプテストの宣教師の祈りに支えられて創立され今年100周年を迎えました。創立以来、「感恩奉仕」をスクールモットーとして脈々とキリスト教を基盤とする女子教育に励んでまいりました。本校の雰囲気の特長は、生徒と教員の距離がとても近く、生徒の仲もクラスや学年を越えて大変良く、生徒の明るく元気な笑い声や歌声に満ちて学校全体が優しい空気に包まれていることです。
本校の教育の特長は、徹底した少人数教育で『国際化教育』と『統合学力教育』を行っていることです。これからの社会では、外国籍の方々と、英語でコミュニケーションを取りながら仕事をしなければなりません。本校では、使える英語力の育成は勿論のことですが、教科基礎学力と合わせて、これからの時代に必要とされる能力・新しい学力を育成する授業や教育プログラムを多く行っています。
また、教員が教科枠を越えて連携をしながら授業を行い、アクティブ・ラーニングで「使える学力」が獲得できるようにさまざまな工夫をしています。